(1),ビニール被覆熱電対線
|
|
熱電対種 |
素線径(o) |
仕上り外形(o) |
K/E/J/T共通 |
0.1 |
1.0×1.5 |
0.2 |
1.2×1.8 |
0.32 |
2.1×3.2 |
0.65 |
2.6×4.0 |
|
絶縁体および外被に耐熱ビニールを使用した被覆熱電対線です。
ビニールは最も一般的な絶縁材料で、90℃まで使用でき電気的性質、耐水性、機械的性質などに優れています。 |
★製作可能素線径:0.1/0.2/0.32/0.65o ★製作可能熱電対:K/E/J/T
※J熱電対はφ0.1o規格なし |
(2),テフロン被覆(フッ素樹脂)熱電対線
|
|
熱電対種 |
素線径(o) |
仕上り外形(o) |
K/E/J/T共通 |
0.1 |
0.8×1.2 |
0.2 |
0.9×1.4 |
0.32 |
1.0×1.6 |
0.65 |
1.5×2.5 |
|
絶縁体および外被にフッ素樹脂FEPを使用した被覆熱電対線です。
FEPは電気的性質、耐熱耐寒性、耐油耐薬品性などあらゆる点で優れた性質を有し、理想的な絶縁材料で、−250℃から+200℃までの
広い温度範囲で使用できます。
絶縁体および外被にフッ素樹脂PFA(-200℃から+260℃まで、他の特性もFEPとほぼ同等)を使用したもタイプも製作可能です。
※通常ご指定のない場合は、FEP(-250〜+200℃)での製作となります。
※PFAタイプはK熱電対以外は、100m単位となります。
|
★製作可能素線径:0.1/0.2/0.32/0.65/1.0o ★製作可能熱電対:K/E/J/T(φ0.2oのJタイプは100m単位) ※J熱電対はφ0.1o規格なし |
|
(3),ガラス被覆熱電対線
|
|
熱電対種 |
素線径(o) |
仕上り外形(o) |
K/E/J/T共通 |
0.1 |
0.8×1.2 |
0.2 |
0.9×1.3 |
0.32 |
1.4×2.3 |
0.65 |
2.0×3.4 |
1.0 |
2.3×4.1 |
|
絶縁体および外被にガラス繊維を使用した被覆熱電対線です。
ガラスは耐熱用の絶縁材料として最も一般的で、250℃まで使用できますが、絶縁抵抗が低く、湿気の多い所での使用には不向きです。
識別は規格表上の色の色糸を混ぜ編みすることにより行いスパイラル状のスジ色となります。
|
|
★製作可能素線径:0.1/0.2/0.32/0.65/1.0o ★製作可能熱電対:K/E/J/T(φ0.1/0.2oは100m単位) ※J熱電対はφ0.1o規格なし |
(4),シリカガラス被覆熱電対線
|
|
熱電対種 |
素線径(o) |
仕上り外形(o) |
K熱電対のみ |
0.32 |
1.6×2.3 |
0.65 |
2.3×3.4 |
1.0 |
2.7×4.3 |
|
絶縁体および外被にシリカガラス繊維を使用した被覆熱電対線です。
常用限度温度は400℃で、短時間使用できる過熱使用限度温度は600℃(導体径が0.32oは500℃)です。
高温での耐熱、電気絶縁性に優れ、熱電対素線の常用限度温度付近までほとんど強度低下がなく、優れた柔軟性を保っています。
ポリイミド塗料は自然色の茶褐色で、識別は規格表上の色の色繊維を混ぜ編みすることにより行ないスパイラル状のスジ色となります。
※ご注意:シリカガラス繊維は剥いた被覆部分からバラけることがございますので、細いステンレス線やニッケル線で巻きつけるなど対策が必要です。
|
|
★製作可能素線径:0.32/0.65/1.0o ★製作可能熱電対:K |
(5),耐熱無機塗料使用、ガラス被覆熱電対線
|
|
熱電対種 |
素線径(o) |
仕上り外形(o) |
K熱電対のみ |
0.32 |
1.4×2.3 |
0.65 |
2.0×3.4 |
1.0 |
2.3×4.1 |
|
絶縁体および外被にガラス繊維を使用し、その上に耐熱無機塗料を用い耐熱性および絶縁特性を向上させた被覆熱電対線です。
常用限度温度は350℃で、短時間使用できる過熱使用限度温度は400℃です。ガラス被覆熱電対線を耐熱性・絶縁性で向上させた熱電対線です。
耐熱無機塗料は自然色の白色で、識別は規格表上の色の色繊維を混ぜ編みすることにより行ないスパイラル状のスジ色となります。 |
|
★製作可能素線径:0.32/0.65/1.0o ★製作可能熱電対:K |
(6),セラミック被覆タイプ熱電対線
|
|
熱電対種 |
素線径(o) |
仕上り外形(o) |
K熱電対のみ |
0.32 |
1.6×2.3 |
0.65 |
2.2×3.3 |
1.0 |
2.6×4.2 |
|
絶縁体および外被に超高温用セラミック繊維を使用した被覆熱電対線です。
高温での耐熱、電気絶縁性に優れ、熱電対素線の過熱使用限度温度までほとんど強度低下がなく、優れた柔軟性を保っています。
また、絶縁特性の変化が特に問題になる場所でのこ使用については、セラミック繊維の集束剤を取り除いたタイプをお薦めいたします。
セラミック繊維は自然色の白色で、識別は規格表上の色の色繊維を混ぜ編みすることにより行ないスパイラル状のスジ色となります。
※ご注意:セラミック繊維は剥いた被覆部分からバラけることがございますので、細いステンレス線やニッケル線で巻きつけるなど対策が必要です。
|
|
★製作可能素線径:0.32/0.65/1.0o ★製作可能熱電対:K |
|